HOMEace.|VAIO スペシャルコンテンツ第2回:ace.×VAIO コラボバッグ完成 編

ace.|VAIO かばんのプロとパソコンのプロが、手を組んだ。

「かばんのプロ」エース株式会社と、「パソコンのプロ」VAIO株式会社。
“高品位なものづくり”を目指してそれぞれの業界を牽引してきた両社が、ひょんなことから出会い、コラボレーションが実現。
ありそうでなかった「パソコンメーカーが本気でオススメするPC収納バッグ」をつくるまでの、あんなことや、こんなこと。
開発担当のふたりに聞いてみました。

第2回:ace.×VAIO コラボバッグ完成 編ace.|VAIO ~開発への道 〜

イメージ

前回の記事で紹介したように、偶然の出会いからプロジェクトが始動した、ace.×VAIOによるコラボバッグ「デュラテクト V」がついに完成! PCのプロフェッショナルである VAIO の意見をもとに、エースが独自開発した、PCをより安全かつ快適に持ち運ぶことのできるPC収納構造「V-リフトフレーム™」を搭載しました。

イメージ

「V-リフトフレーム™」は、PC収納部にネオプレン素材を採用。伸縮性があるため、厚みのあるPCも、VAIOのような薄型PCやタブレット端末までしっかり固定できます。また、芯材にピアノ線を採用し、PCをバッグの底やサイドに当たらない位置に配置。落下等の衝撃からPCを守る構造となっているのも特徴です。さらにPC収納部を手前に引き出せるので、PCを取り出しやすく、PCにかかる負荷を抑えることができます。

イメージ
PC収納部がバッグ本体から独立して上下に可動することで、VAIOのような薄型PCでも安全に持ち運びができ、さらに収納時の出し入れのしやすさを実現させた。

VAIOの協力のもと、エースが新たに独自開発した革新的なPC収納構造「V-リフトフレーム™」は、どのようにして生まれたのでしょうか。そこでプロジェクトの中心人物である、エース社MD本部の馬場安彦と、VAIO社マーケティングプランナーの日高康成氏に、コラボバッグ「デュラテクト V」の開発エピソードを聞いてきました。

イメージ
エース株式会社
MD本部
デザインセンター デザイン課
サブマネージャー
馬場安彦

ビジネスバッグのフラッグシップモデル「EVL」シリーズをはじめ、数多くの商品企画・デザインを担当。常にバッグのことを考えている。趣味は毎週末の家電量販店めぐり。そのせいか、気がつくとついカメラや時計を何台も買ってしまうことが最近の悩み。

<VAIO歴>
20年来のVAIOファンで、人生最初に買ったのは505シリーズのノートPC。2代目は深いパープル色に「カッコイイ!」と魅かれてしまい、たまらずデスクトップPCを購入。好みのタイプはC1やPといった小型のモデル。
イメージ
VAIO株式会社
マーケティング部
マーケティングプランナー
兼)マーチャンダイザー
日高康成氏

有名美容室の創業サポートから店舗運営、インテリア商品輸入及びECサイト運営などを経て、VAIOへ。MA/SFAの社内導入・運用などB2Bマーケティング全般を担当する敏腕マーケター。直販EC「VAIOストア」のマーチャンダイザーとしてサイト運営、商品選定や仕入れも担当。ガジェット好きで常に最新情報をチェックし、時には海外から輸入することも。

<VAIO歴>
学生時代に初めて買ったPCはVAIO「PCG-TR2」。以来、歴代のPCはすべてVAIOで、しかも全てオーナーメイド品。現在、愛用するのは「VAIO S11 | ALL BLACK EDITION」。PCを持ち歩くバッグを常に探している。
※経歴はインタビュー当時のものです。

スリムなVAIOを収納するためネオプレン素材を採用

モバイルPCが収納できるバッグをこれまで数限りなく世に送り出してきた、かばんメーカーのエース。そんなエースが、長い歴史の中で、意外にも初めてPCメーカーとコラボレーション。今回のVAIOとの協業は、PCメーカー視点からPCバッグの意見を聞くことができる貴重な機会でもありました。

馬場スタートとしては、VAIOをどうやって収納するのが一番いいのかを考えました。形状としては、ビジネスシーンで人気のリュックでいきましょうと、エースのデュラテクトシリーズのリュックをベースに提案させていただきました

日高氏私たちはPC自体には詳しいのですが、PCを入れたときにどうか、というところまでの知識は持っていませんでした。完成したかばんには馬場さんの豊富な経験に基づくアイデアがたくさん詰め込まれています

イメージ

馬場毎日、そんなことばかり考えているので(笑)。VAIOはスリムでかっこいいイメージがあったので、PC収納部分にマチをつけて仰々しく作るよりは、できるだけスリムにしたかったんです。それでいて、ちゃんとPCを保護できるものはないかと考え、ウェットスーツに使われているネオプレン素材を提案しました

日高氏VAIOストアでもネオプレン素材のクラッチバッグのケースを販売しています。ネオプレンは丈夫で水にも強く、中のものを傷つけにくい。軽いし伸縮性もあるので、PCケースとして優秀なんです。ゴムだと伸び切ってしまう場合もありますが、ネオプレンは素材自体に伸縮性あるから雑に入れても平気。すぐにこの提案をもらったので、さすがエースさんだなと思いましたね

イメージ

馬場厚い部分と薄い部分の差が大きいパソコンもありますが、VAIOは本当に薄くて軽いので、あえてマチを作らずにネオプレンの収縮性を活かしてスリムに仕上げました。伸縮性があるので、VAIO以外のパソコンにも対応できるようにしています

日高氏このほかPC収納部に関して、私たちからは、リュックの背面側につけてほしいとリクエストさせていただきました。フロント側だと衝撃を受けやすく、また荷物を入れたときや背負っているときにパソコンに圧力が加わり、歪んでしまうこともあるんです。あとは塗装が落ちにくい素材を使ってほしいとお願いしました

馬場PCの保護でいえば、バッグの中でPCが浮くような構造にしました。PC収納部の周囲に、芯材としてピアノ線を入れて、パソコンがダイレクトにバッグ底部につかないようになっています。下が浮いてる状態なので、PC収納部が可動し、背中を丸めてもパソコンにテンションがかからない構造になっているんです

日高氏さらにパソコンに負荷をかけずに出し入れできるように、PC収納部を手前に引き出せる構造にしてもらいました。パッと取り出せるし、インナーケースがいらないのは良いですよね

イメージ

オールブラックのVAIO専用モデルも登場

さらにVAIOの新製品発売 (VAIO® SX14 | ALL BLACK EDITION )にあわせて、オールブラックのVAIO専用モデル「デュラテクトV | ALL BLACK EDITION」も数量限定でVAIOストアに登場。VAIOのALL BLACK EDITIONは「黒」と「高性能」へのこだ わりを追求したプレミアムエディションで他機種でも展開するVAIOファンの間で人気の高いシリーズ。そのALL BLACK EDITIONと同様にこだわり抜いた本モデルは、VAIOファンにはたまらない仕様となっています。

日高氏ALL BLACK EDITIONは通常のVAIOのブラックとは異なり、オーナメントも黒い、ロゴも黒い、シルバーだった部分をなくした特別仕様のモデルで、見た目だけでなくパフォーマンスもモバイルマシン最高クラスを実現しています。ファンの間で人気の高いシリーズでありながら、ALL BLACK EDITIONに合わせたアクセサリ類はご提供できていなかったので、今回初めての専用アクセサリとして、真っ黒いリュックを作れないかとご相談させていただきました

イメージ

馬場デュラテクト Vの通常版はシルバーのパーツを使っているのですが、それらをブラックに変更してVAIO専用モデル『デュラテクトV | ALL BLACK EDITION』を作りました。まさにVAIOのように洗練された印象に仕上がっています

日高氏オールブラックバージョンのリュックを社内で披露したら、男性社員からは『いいね』『ほしい』と好評でした。黒は高級感もあるし、男性はやっぱり好きな人が多い。パソコンもバッグも黒で揃えたいという方はやはりいらっしゃると思うので。逆に女性社員から『女性向けはないの?』と。それはまた今度ね、と言っておきました(笑)

イメージ
写真左が通常の「デュラテクト」、右が今回開発したVAIO専用モデル「デュラテクトV | ALL BLACK EDITION」

馬場パーツを完全に真っ黒にすると擦れて削れてしまうので、黒系の材料を使い、ホックも頭だけ黒くするなど工夫しています

日高氏一つ一つのパーツを全部黒くして、底鋲(バッグ底の足として使用することが出来るスタッズ)の色まで変えていただきました

馬場あとオールブラックというだけではVAIO感が弱いので、ハンドル部に加え、PC収納部にVAIOのロゴを入れさせていただきました。ロゴが入ることで特別感が出ますから

日高氏PCを出し入れするときに、このVAIOロゴが目に入るんです。僕も含めてVAIOファンからすると嬉しいところだと思うので、この位置に入れていただきました(笑)

馬場外装ではなく、普段は見えない、というところがシブイです(笑)

イメージ
写真は試作品なので仕様が異なるが、製品にはPC収納部に「VAIO」ロゴがエンボスで施されている。

VAIO専用モデルはパソコンを充電しながら持ち運べる構造に

「デュラテクト V」は、パソコンと一緒に持ち歩くPC周辺機器もしっかり収納できます。さらにVAIO専用モデルは、日高さんのリクエストを反映し、モバイルバッテリーを収納でき、なおかつパソコンを充電しながら持ち運べる構造となっています。

※充電ケーブルを接続する際には、ケーブルに過度な屈曲、折れ曲がり等が発生しないようにご注意ください。ケーブル、本体Type-C端子の破損に繋がる可能性があります。

馬場当然、パソコンだけを持ち歩くということはないので、ACアダプターなどを収納するポケットも付けました。こちらもネオプレン素材を使い、収納量にあわせて伸縮し、パソコンに当たらない位置に設けています

日高氏新製品のVAIO® SX14やVAIO® A12には、USB Type-C™の充電ポートがついているので、コラボバッグを作るにあたり社内でモバイルバッテリーも収納できると嬉しいという意見も上がりました。また、充電しながらリュックを背負いたいという人もいて、USB Type-Cに対応したからこそ使えるPower Delivery 対応充電器などのモバイルバッテリーを収納した状態で、充電できるようにしてほしい、と。そこでさらに充電ケーブルを沿わせるような構造にできないですか、と相談させていただきました

馬場パソコンを充電しながら持ち運べるリュックがあれば便利だということで、もちろん対応させていただきました。試行錯誤の末、PC収納部の近くにバッテリー用ポケットを設置し、ケーブルを固定できるベルトループも用意しました

イメージ

日高氏ケーブルをまとめられるし、バッテリー用ポケットはマウスも収納できるサイズなので使い勝手抜群です。VAIOには画面タッチ対応のPCもあるので、さらにタッチペンを入れる場所もお願いしました

馬場タッチペンはボールペンより太いので、ペンホルダーの幅を調整して付けています

日高氏エースのバッグは中が広いだけじゃなく、ポケット類も使いやすいですよね。今回の件で、よく考えられているなぁと改めて思いました。PCに関連するものを一式すべて入れられて完結するという点が、このリュックの一番の魅力だと思います。私は荷物が多い方なんですけど、このリュックならきれいに分けて持ち運べるし、ケースやポーチが不要だからワンアクションでスッと取り出せますから

馬場そう言っていただけるとメーカー冥利に尽きます。私としてもモバイルバッテリーの件など、新しい機構や機能が個人的に好きなので、そういったPCメーカー側の意見を聞くことができ、大変勉強になりました

イメージ

PCユーザーが快適に使える今までにないPCバッグ

こうして、両社のノウハウを生かしたコラボバッグが完成。日本製にこだわり、使う人のことを考えて作られた「デュラテクト V」は、新しいPC収納構造を備えたビジネスシリーズとなりました。鞄の匠であるエースのビジネスバッグに、PCの匠であるVAIOのアドバイスを加えた、今までにないPCバッグが誕生したのです。

イメージ

日高氏VAIOはお客様の“快(かい)”を大切に考え、キーボードの打ち心地、画面の見やすさ、軽さなど、使っていて気持ち良いかを考えたものづくりをしています。エースさんとは同じメイドインジャパンで、通じるものが多かったというところが今回のポイントでもあったと思います。それが双方のユーザーに響きそうだな、と感じています

イメージ

馬場バッグとパソコンとビジネスは切っても切り離せないものなので、今回VAIOさんとコラボレーションできたことは、今後のエースのためにとても良い経験になったと確信しています。また、こちらから提案したことを喜んでいただけて、私個人としても本当に楽しかったですね。社内の人間はかばんのことを常に考えている人ばかりなので、VAIOのみなさんの反応が新鮮で嬉しかったです(笑)

日高氏最初にエースさんから話をいただいたときに、認知の高い国内のメーカーさんなので、社内でもポジティブに受け取る人が多かったんです。『エースのバッグ持ってる』『私も使ってる』みたいな。エースさんのバッグに対するイメージの良さが初めからありました。そして実際にバッグを作っていくなかでも、こちらからリクエストを出させていただいたところに、馬場さんからのアイデアがものすごくハマったというのがあって、とても充実したコラボレーションになりました

イメージ

「デュラテクト V」の通常版はネイビーで、シルバーのパーツを使用。ブリーフ3型、リュック2型、3WAYタイプ1型を展開し、エースオンラインストア、エースの直営店ならびに全国の百貨店・専門店で、2月中旬より発売します。 URL:https://store.ace.jp/shop/r/rdurav/ ニュースリリース:https://www.ace.jp/news/pdf/1901_acedot.pdf

VAIO専用モデル「デュラテクトV | ALL BLACK EDITION」はブラックで、パーツもブラックの特別仕様。リュック1型のみの展開で、2月14日よりVAIOの直販EC「VAIOストア」にて数量限定で発売します。 URL:http://store.vaio.com/shop/pages/ace_vaio.aspx

VAIOの協力のもと、
エースが新たに独自開発したPC収納構造「V-リフトフレーム™」で、
快適なビジネスライフを送ってください!

次回、第3回では、独自構造の使い心地に迫る!?
「デュラテクト V」の体験レポートをご紹介予定。
更新は2月中旬を予定しています。こちらもお楽しみに。

EDITOR: 津田 昌宏 PHOTO GRAPHER: 岡田 ナツ子